JC、入りません?(2)

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 早くも「内容が拡大とつながっていない」と言われそうな雰囲気を感じていますが、無視して続けます(^^)。

 さて、私の場合、そういうわけで無理矢理入れられたわけではないので、とにかく言われるがまま、何でもやってみようと思いました。なにせ、「修行」ですから。

 早速、知り合いの先輩に誘われて日本青年会議所の委員会に出向しました。今にして思うとよく行ったなと思いますが、当時は何にも分かりませんから、二つ返事です(^^)。行ってみると、「イギリスに視察に行きましょう」「六本木で懇親会ですよー」「会費は一人1万円です」などと当たり前のように言われ、何度となく「そんなに金かかるの!」と驚かされました。

 青年会議所のことをよく知らない方のために簡単に説明すると、私は「福生」青年会議所のメンバーなんですが、福生青年会議所のように各地にある青年会議所のことを「LOM」と呼びます。ローカル・オーガニゼーション・メンバーですね。で、東京にある24のLOMが集まって「東京ブロック協議会」という上部組織を形成し、関東にあるいくつかのブロック協議会が集まって「関東地区協議会」という組織を形成し、さらにさらに、日本にあるいくつかのブロック協議会が集まって「(社)日本青年会議所」を形成しているんです。

 全然簡単じゃないですね(^^)。上部組織が「偉い」というわけではありません。ただ、上部組織ほど、広域からメンバーが集まりますので、見聞を広めるという意味ではメリットが多いと思います。ただ、会議も各地でおこなわれるので旅費もそれなりに掛かりますが・・・。


 さて、私の話に戻しますが、LOMでは一委員として委員会に参加し、その後の懇親会にも参加し、例会にも参加し、ごく普通にJC活動をしていました。

 委員会においては、何を話し合っているのか、何のために話し合っているのか、さっぱりわかりませんから(説明してはもらいましたがチンプンカンプン)、発言を求められても「いいんじゃないですか」しか言えないし、委員会後の懇親会もJC談義ばかりなので、次第に行く気が薄れてきてしまいました。例会は多くのメンバーが集まり、活気もあり、懇親会も盛り上がってそれなりに楽しく過ごしたりもしましたが、それでもトータルすると「JCって予想以上につまらないな~」というのが正直な感想でした。でも私は「修行」に来ているわけですから、「このつまらない活動に我慢して参加する自分はなんて偉いんだ!」と勝手に酔いしれていました(^^)。

 そんな私の第一の転機は、福生の七夕まつりに参画するための特別委員会のメンバーになったことです。私と同世代の若いメンバーで組織され(入江理事長もいました)、福生市からいただいた補助金を使って、市民のために祭りを盛り上げる企画を考えるというこの委員会は、LOMにおいては「若手の登竜門」的な委員会でした。

 経験の無い若手ばかりですから、そりゃ大変です。的確な指示をもらわないのに「任せたよ!」と言われ、そんなこと任されても困るな・・・と戸惑っていると「資料できた?明日委員会やるから来てね!」なんて言われ・・・。結局資料が間に合わずに尻ぬぐいをしてもらったり、とにかく迷惑かけっぱなしでした。

 そして事業計画を説明するため、初めて「理事会」というものに出席しました(JCのすべての事業は理事会で審議し、理事メンバーの賛同を得て、予算が付き、晴れて実行することができるんです)。午後8時に始まり、終わったのは「日付が変わった後」でした。しかも会議時間のほとんどは自分たちの案件とは関係ない議題ばかりで、修行とは言え、長い話と長い会議が大嫌いな私にとっては、一気にテンションが下がる出来事でした。

 ただ、これで辞めるのはあまりにも情けないということで、いろんな方に助けてもらってなんとか七夕祭りを終えることができたわけですが、その開放感たるやそれまでに味わったことのないものでした。先輩メンバーにも「野口君、よくがんばったね」とほめられ、いい気分にもなり、「JCって楽しいかも・・」と思い始めました。ただ、残念なことに私は根っからの面倒くさがりで、根性なしで、疑り深い性格なので、ここで火がつくことはなく、「今回ものすごーく修行したから、しばらくは普通にJC活動しよう」と決め、再び委員会を適度にサボる「ヌルいJCライフ」に戻りました。

 あ、「転機」になってない!?気にせず続けます。

 翌年、副委員長に抜擢され、初めての理事メンバーとなり、議決権を持つようになりました。なんとなく責任も感じ、また、理事会で自分の意見を言うことの難しさと面白さを感じた一年でした。「JCやるなら理事メンバーになれ」と誰かが言っていましたが、確かにこの理事会は本当に勉強になりました。人に思いを伝える難しさ、目的を持って事業を進める大切さ、予算の考え方等々、JC以外でも役に立つたくさんのノウハウを覚えたように思えます。

 そしてその翌年。第二の転機がやってきます。ホントです(続く)。

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