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2012年理事長所信

佐々木美之理事長
福生青年会議所
第35代理事長
佐々木美之

はじめに

 日本は戦後の荒廃した時代から復興を遂げ、高度成長期を経て、長引く不況の最中、あの3月11日の東日本大震災が発生しました。今までの日本の復興の歴史をまるで白紙に戻すような未曾有の被害をこの国にもたらしました。
 日本の青年会議所活動は戦後間もなく東京ではじまり、その後、全国各地で活動されるようになりました。戦後の混乱期の日本は、今を生きる私たちには想像もできないほど過酷な環境だったに違いありません。
 今、日本は戦後のような復興を遂げなければならない状況に置かれています。
 今度は私たちがこの過酷な現実と向き合い、いつの時代も私たち青年は先頭に立ち、明るく豊かな社会の実現を目指し、前進していかなければならない使命があるという事を忘れてはなりません。


 本年度、福生青年会議所は創立35周年を迎えさせていただきます。
 これも、我々の活動にいつの時も温かいご支援をいただいております行政をはじめとする関係諸団体の皆様、我々の活動に理解を示し協力していただいております地域の皆様、そしてこの活動を35年という永きに渡り我々に繋いでいただいた先輩諸兄のおかげであると心から感謝を申し上げます。


青年会議所のあるべき姿とは~本質~

 青年会議所運動そのものに対しての社会的評価は高い一方で、その運動を推進している我々自身に対しては懐疑的な見方をする人もいないわけではありません。まず我々はこういった状況があるという事実を受け止めなければなりません。
 我々はJAYCEEである以前に、一人の人間として常識と見識を兼ね備えなければなりません。そうでなければ地域社会に対して説得力を持ち合わせることはできないからです。
 まちづくり運動を強く推進していくためには、「青年会議所とは何か?まちづくり運動とは何か?」をしっかり考えることが必要になります。
 私たちの行う運動の根底にあるものは「明るい豊かな社会」の実現であり、この目標に向かって様々な事業を展開していきます。例え失敗があったとしても、臆することなくこの目標に向かって一歩ずつ着実に行動し続ける事が大事なのです。
 「青年会議所とはどういう団体なのか?」と聞かれた時、メンバー全員が自信を持って明確に答えられるように、基本に戻って考える年にいたします。
 私が思う青年会議所という組織は、青年会議所を通じて活躍した先輩が、卒業してからも現役時代と同様、いや、それ以上に地域社会と向き合い、様々な分野で活躍されているという事実にあります。私たちの地域だけでなく、日本全域、世界中の多くの経済人や政界人、そして各地域で活躍されている方々の中には青年会議所の出身者が大勢います。青年会議所で身に付けた数多くの経験から得た大きな自信をもとに、その後の人生で眩いほどにその力を発揮されている事実こそが青年会議所の本質だと確信しています。青年会議所で学んだことを地域や社会で生かすことで、卒業してからも地域社会に貢献し続けることが出来ます。このような循環こそが青年会議所の本質と考えます。


ひとづくりから始まるまちづくり~責任~

 青年会議所として先ずやらなければならない役割のひとつに「ひとづくり」があると考えます。地域のリーダーを、またこの時代を担う青年経済人を育成することが「まちづくり」へ直結する最短の道のりだと思うからです。
 私は人が成長する為に一番必要なものは「責任」だと思います。
 今の世の中は、自分さえ良ければいいという考え方が蔓延し、「責任感」という気持ちが欠如しているような場面が多く見られる気がします。青年会議所には「責任感」を持たせてくれる場面が多く存在します。自分自身を大きく成長させてくれる可能性や魅力が兼ね備わっています。青年会議所は自分から行動を起こさなければ自身の成長を得ることは出来ません。ひとづくり運動の中から私たち一人ひとりがしっかりと「責任感」を持った自分をつくっていく事が大事なのです。
 自己を律して、謙虚な姿勢で「ひとづくり」から「自分づくり」を確立し、その中で「まちづくり」を地域に提唱する。このプロセスこそが大事であり、地域に根ざす青年会議所としての真の役割を果たすことができるのだと確信しています。
 私たちは常に様々な人の言葉や行動に影響を受けて人生を歩んでいます。私たちは影響を受けるだけでなく、人へプラスの影響を与える存在にならなければならないと思っています。私たちの行動や運動で地域の人々を感化し、まちづくりへ先導しよう!


青年会議所運動を展開するための環境づくり~感謝~

 青年会議所運動の第一歩は、何と言っても多くのメンバーが参加して活動することです。
 仕事や家庭の都合などでなかなか活動に参加できないメンバーもいますが、メンバー間でより深くコミュニケーションを取り合い、参加することの意義を理解していただくことが重要だと考えます。様々な事情によって活動ができないメンバーがいても、そのメンバーの為に声を掛け続けて欲しい。声を掛け続けることによって人の心に変化をもたらす事ができれば、より深い友情と強い絆をもたらすことができるのです。今年度は出席率にも目を向け、意識して取り組んで参ります。
 私たちはいつも誰かに助けられて生きています。家族や友人、社員やメンバー、その他多くの人に支えられて生きているのです。青年会議所運動には実際、多くの時間を費やします。全ての人に感謝の気持ちを持ち、そうして作った貴重な時間だからこそ、決して無駄にしてはならないのです。
本気で取り組んだ事にこそ価値があり、その経験こそが自分自身のかけがえのない大きな財産となるのです。一人ひとりが全ての人に感謝の気持ちを伝え、しっかりと活動できる環境づくりを実践して行きましょう。

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