10月20日(土)に羽村コミュニティーセンターにて、北里大学獣医学部学部長 伊藤伸彦教授をお招きし「放射性物質を正しく知ろう!」と題し、放射能と食品の安全性についての講演をして頂きました。
放射能と聞くと、目に見えないし匂いもしない。とにかく近づかないのがいいと思っていました。しかし、あの大震災による原発事故を機にもはや対岸の火ではなくなりました。この西多摩と福島とでは相当な距離があるため、直接的な影響は少ないかもしれませんが、復興を加速させるためには、がれき焼却も受け入れ、被災地の物産を購入するなど、我々に出来ることはやっていかなければなりません。
それには、やはり怖がるだけでなく、正しく知ることで復興支援の一助にしようとの想いで設営しました。
今回、伊藤教授に講演していただきましたが、とても分かりやすい内容でした。
まず食品についた放射能は水洗いすることでかなり落とせる。ブロッコリーなど、きれいに洗い流せない物は塩茹でするだけで減らすことが出来る。また、バランスの良い食生活を送ることで、内部被爆しにくい体を作ることが出来る。低い線量であれば、ず~っと浴び続けても人体に影響は無いなど。
いままで、目に見えない、匂いもしない、怖い物でしかなかった放射能も、もちろん怖い物ではありますが、正しく知ることで、付き合い方も分かるのだということを学びました。
今回、動員があまりうまくいかず、多くの人に聞いてもらうことは叶いませんでしたが、一人でも多くの人に学んだことを伝えていきたいと思います。協力してくださったメンバーの皆様、ありがとうございました。
35周年実行・災害復興委員会 宇治山義章
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