「こんにちは!布団を届けにきました!!」
と宮城県亘理町のあるお宅を訪ねました。
昔からこの地にある旧家、というか昔の田舎を思い出させるような歴史のあるお宅でした。
一見何事もなかったようなたたずまい、時が止まったかのようなのんびりとした空気。
中から出てきたのは笑顔が素敵なちっちゃいおばあちゃんでした。
しかしこのおばあちゃん、あの3・11の震災時、津波の被害を受け自宅からヘリで救出されたそうです。
しかも二日後に。
そんなおばあちゃんのお宅をはじめ、今回は24世帯のお宅に布団を届けてきました。
3月の震災以来継続的に行っている被災地支援も、岡田理事長の下では最後の活動となりました。
今回は、我々の活動に賛同していただいた東京都美容組合西多摩支部の皆さまの義援金を我々が
寄付金として頂き、それを使い被災者へ温かな布団を送ろうということになったのです。
今回の支援は今までの活動の結晶と言っても過言ではありません。
何度も同じ被災地へ行き、その場で様々な人と出会い、絆を深め、信頼を厚くし、
そして我々の地元ではその活動を認めていただき、全く接点のないところから信用していただき
このような支援が出来た、こんなに素晴らしいことはないと思います。
布団を届けたお宅は、震災以後みんな自宅避難している方を対象とさせていただきました。
なぜなら仮設住宅に住んでいる方と違い、行政からの支援などがほとんど受けられないからです。
炊き出しなどの支援を一度も受けたことのない方もいるそうです。
その方は震災後独りぼっちになった気持ちさえ覚えたそうです。
自宅避難している人も生活は大変です。そんな中これから寒くなるにあたり暖房器具や布団など、
生活物資の協力が少しでも出来たことは非常に意義のあることでした。
また現地に赴き直接各家庭に届けられたことで我々の『心』もしっかりと届けられたと思っています。
今回の支援にあたり、第26代柴崎歴代理事長には多大なるご協力を頂きました。
心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
我々福生青年会議所では、次年度佐々木理事長の下でも復興支援活動を精力的に展開していきます。
どうぞ今後ともご協力のほどよろしくお願いいたします。
復興支援特別委員会 委員長 佐藤和義
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